散布する人の健康
散布するときに吸い込んだり、皮膚についたりすることで、体調を崩すおそれがあります。農薬を使う作業中の事故は、毎年報告されています。
虹のかかる読谷の空の下、畑では農薬も肥料も使わずに、島野菜を含む27種類の野菜を育てています。
読谷村は、昔から農業が盛んな土地です。私たちはこの土地の恵みを、もっと身近に感じてもらいたいと考え、ホテルの新規事業として農業プロジェクトを立ち上げました。
2026年9月に最初の苗と種を植え、現在は島野菜を含む27種類の野菜を育てています。季節ごとに変わる畑の様子を、このページでお届けしていきます。

ゴーヤー、モウイ、ヘチマ、にがななど、沖縄ならではの野菜を大切に育てています。

葉物、実もの、根菜まで。植え付け時期をずらし、長い期間収穫が続くようにしています。

ホテルのスタッフがチームを組み、植え付けから収穫まで自分たちの手で行っています。
私たちの畑では、植え付けてから収穫するまで、農薬も肥料も使っていません。土がもともと持っている力と、読谷の太陽と雨だけで野菜を育てています。
| くらべる点 | 一般的な栽培 | 私たちの畑 |
|---|---|---|
| 虫・病気への対策 | 殺虫剤や殺菌剤を散布して防ぐ | 防虫ネットやトンネルで覆い、見回って手で取り除く |
| 雑草への対策 | 除草剤を使うこともある | 手や道具で刈り取る |
| 養分の与え方 | 化学肥料や堆肥で、必要な養分を足す | 何も足さず、土にもともとある養分で育てる |
| 育つ早さ | 肥料が効くので、計画どおりに育ちやすい | ゆっくり育つ。収穫までに時間がかかることが多い |
| 見た目 | 大きさや形がそろいやすい | 小ぶりだったり、虫食いや形のばらつきが出たりする |
| 収穫量 | 多く、安定しやすい | 少なめで、天候や虫の影響を受けやすい |
| 畑への影響 | 使い方によっては、土の生き物や周りの環境に影響が出ることがある | 畑の外へ化学物質や余分な養分を流さない |
日本では、国に登録された農薬を決められた使い方で使えば、食べる人の健康に影響が出ないよう基準が定められています。そのうえで、農薬の使用には次のような影響があることが知られています。
散布するときに吸い込んだり、皮膚についたりすることで、体調を崩すおそれがあります。農薬を使う作業中の事故は、毎年報告されています。
殺虫剤は害虫だけでなく、受粉を助けるミツバチや、害虫を食べてくれるクモ・テントウムシなども減らしてしまうことがあります。
同じ種類の農薬を使い続けると、その農薬が効きにくい害虫や病原菌が生き残り、増えていくことがあります。
風で周りの畑や住宅へ飛んだり、雨で川や海へ流れたりすることがあります。海に囲まれた沖縄では、水や海の生き物への影響にも気を配る必要があります。
土の中のミミズや微生物は、落ち葉などを分解して土を豊かにしています。使い方によっては、こうした生き物にも影響が出ることがあります。
使う量や回数、収穫前に使ってはいけない期間を守らないと、野菜に残る農薬が国の基準を超えるおそれがあります。
※ 苗は購入したものも使っています。購入前の育苗中の管理は把握できないため、「栽培期間中(植え付けから収穫まで)不使用」と表記しています。
現在、畑で育てている野菜です。肥料を使わずに育てているため、収穫の時期は一般的な目安より遅れることがあります。
朝の植え付けから夕方の水やりまで。読谷の空の下で過ごす、畑の毎日です。写真をクリックすると大きく表示されます。
夕日の中で、今日も水やり。
植え付けた日から計算した、収穫が始まる時期の目安です。ゴーヤーやオクラなどは、収穫が始まってからしばらく続けて採れます。
※ 一般的な栽培日数をもとにした目安です。肥料を使わない栽培のため、品種や天候によってはこれより遅れることがあります。
2026年9月から、少しずつ苗と種を植えてきました。
沖縄には、助け合いを意味する「ゆいまーる」という言葉があります。ホテルの畑を、読谷に暮らす人どうし、そして旅で訪れる人と地域がつながる場所にしていきたい。そんな思いで、これから次のような取り組みを進めていきます。
植える人、育てる人、食べる人。
みんながこの畑でつながっていく。
苗植えから収穫、料理までを一緒に体験します。農薬を使わない畑なので、土や虫にじかに触れながら、野菜が育つ様子を学べます。
ゴーヤーやモウイ、にがな(ンジャナ)などの育て方や食べ方を、地域の農家の方やおじい・おばあから教わり、次の世代へつないでいきます。
収穫した野菜を地域の直売所や飲食店に届け、読谷でとれたものを読谷で味わう「地産地消」を広げます。
肥料を使わない畑では、形や大きさがふぞろいな野菜も育ちます。売り物にしにくい野菜も、子ども食堂など地域の食の取り組みに届けて無駄なく生かします。
収穫の時期に畑を開き、地域の方と宿泊のお客様が一緒に野菜を収穫して、島野菜の料理を囲みます。
農薬も肥料も使わない畑から、化学物質や余分な養分を川や海へ流しません。地域の環境を守る活動にも参加していきます。
※ 予定は収穫カレンダーの目安をもとにした計画案です。日程や内容は決まりしだい、このページでお知らせします。
収穫の時期や野菜のこと、プロジェクトへのご質問など、お気軽にご連絡ください。地域の取り組みに一緒に参加してくださる方や団体も募集しています。